エクステリアの基礎知識

ガーデンライフをアクティブに楽しむには、もっと機能性に目を向ける必要があります。その一環として、機能重視の屋外の水廻りレイズドベッド」などの腰高プランの重要性、等については以前述べました。この項は、より身近な商品・コーナーの有効活用方法について検証します。まずは「デッキ」とその周辺から。

「デッキ」には何となく憧れがあります。屋外と屋内をつなぐ重要な空間で、多様な機能を持っているため、様々な夢を膨らませることが出来るからでしょう。成人男性なら、星空を見ながらビールを一杯。若い奥様なら、子供と一緒に優雅なティータイムを。ガーデニングに興味を持つ方なら、立体的な緑の空間に。

その一方で、実際には物干しスペースとして使われるだけ。使ったのは最初だけ。などと言う残念な現状を見ることも珍しくありません。夢が夢でなくなってしまう理由は大きく分けて2つあります。生活時間に余裕が無い場合いと、機能性が悪く上手く使えない場合です。残念ながら、前者の場合はエクステリアのプロが手助けをすることは困難です。でも、後者の場合なら、新設時のプラン、既存「デッキ」なら少し手を加えることで、問題を解決することが出来ます。

そこで、「デッキ」機能と、プランのポイントについて詳しくチェックしてみましょう。まず機能ですが、通路、物干し、ペットスペース、お子様のスペース、趣味のスペース、ダイニング的スペース、リビング的スペース、などまさに多種多様です。勿論、単一ではなく複数機能が求められることの方が多いもの。

ただし、全ての機能を満たした「デッキ」というものは存在しません。従って、どんな使い方をするかを、可能性も含め先ず考えてください。そして、設置時に絶対に必要なもの、将来必要となる可能性のあるものに分け、必要最小限の条件だけは整えたプランを作るようにしてください。より重要なことは、多目的機能を満たす最も基本的条件は「余裕のあるサイズ」です。「デッキ」を多機能的に使いたい場合は、大きめのサイズにすると言うことです。

憧れのウッドデッキはどうもイメージが先行しがち。せっかく費用をかけるなら目的を持って使える空間にしましょう。

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