

では、ここからは少し細かくいきます。よくいわれるオーソドックスなお手入れ方法です。
実践してみると、きれいに木が生長します。
ちなみに肥料は大きく二つに分かれます。
①有機肥料→ゆっくりゆっくり効果を与えるいわゆる油粕と骨粉をまぜたような肥料のこと。
②化学肥料→液肥等のいわゆる即効性のある肥料のこと。
かいつまんで言うとそんな感じです。
まずは1月。
寒肥を与える
春に向け、木は眠りながら 力を蓄えています。1~2月までに ゆっくり効く有機肥料を与えることで、春からの芽吹き、生長を促します。
肥料のあげ方はいろいろありますが、一番オーソドックスな輪肥(わごえ)という方法を。
木の葉が横に生長している一番端っこくらいのところに円を書くように深さ20cmほどの溝をほり、肥料を埋め込みます。
植えた翌年の冬から寒肥をあげましょう。
2月。
まだ間に合う
年末から1月にやり忘れていた寒肥や剪定はまだ間に合う時期です。
それに加えて、落葉樹の”うどんこ病”や”すす病”の防止ができるのがこの2月。なぜなら、葉の出る前のこの時期は強い薬が使えるからです。
ヤマボウシ・モミジ・サルスベリ・ハナミズキ・エゴノキ等。。。。
これらの樹木の名前に心当たりのある方いらっしゃいませんか???

いわゆる”噴霧器”に入れて使うタイプ。マシン油乳剤と呼ばれています。
マシン油乳剤とは、薬の持つ毒性で殺虫するのではなく、乾燥した後に膜を形成し、膜で虫を包み込むことにより、虫が窒息してしまうという効果があります。したがって、他の殺虫剤に比べ環境への影響度合が低いと考えられ、臭いも少なく(僅かに油脂系の甘い臭いがします)、住宅地でも使いやすい薬剤として推奨できます。
うどんこ病やすす病ってなってからだと結構面倒です。
2月のこのひと手間。
おすすめです。