エクステリアの基礎知識

当店で扱っているアイアンウッドは「ウリン/マニルカラ/イペ」の3種類が中心です。

当店では、アイアンウッドと呼ばれる高耐久天然木をプランに多く取り入れています。
ともに比重が水より重く実際にサンプル等を持たれると「重い!!」と感じられる方が多いようです。
両方の木材とも、材木商社様より直接仕入れを行っており、プランに応じて用途・コスト面を含めた(輸入材ですので為替レートにより価格の動きが大きくなることもあります)最適な木材のご提案を行っています。
現在取り扱いの中心はウリン材・マニルカラ材が中心です。この2つの木材について簡単に説明します。

ウリン材(ビリアン材)
東南アジア原産。ノーメンテナンスで20年以上の耐久性があるといわれている。また木材の中では比較的反りひねりが少ない。価格的にはマニルカラ材より少し割高であるが近年厚み・幅・長さ等寸法展開がかなり豊富になっておりプラン次第では割安になる場合がある。ポリフェノールを含む茶色の灰汁がでることがあり土間等を汚すことがあるが無害である。

マニルカラ材
南米原産。ウリンに匹敵する耐久性があり、アマゾンジャラ、マサランデューバなどという別名がある。ウリンと比較すると現在のところ低コストであるが、寸法展開はウリン材より少ない。ウリン材より灰汁のでる量が少ないが反りひねりがウリン材より大きい。


ウリン材とマニルカラ材を比較すると、施工箇所の環境にもよりますが概ね1~2年で色は銀褐色に変色しますが、耐久性には全く問題はありません。また木独特の「反り・あばれ」はこの頃になると収束している場合が多いです。
又当店の場合ですが無塗装でのご提案が多いです。

ちなみに銀褐色といいますと・・・・
     

このような色です。
概ねウリン材とマニルカラ材を比較すると若干マニルカラ材のほうが変色が遅いようです。

さて、アイアンウッドですが基本的にはノーメンテナンスですが、唯一メンテナンスがあるとすれば「灰汁」です。

アイアンウッドが採用された当初は時折問題になっていたこの灰汁ですが、最近はあまり指摘されることも少なくなりました。。。がキッチンハイター等塩素系の漂白剤がかなり有効です。
ただ、もともと無塗装・防腐剤なしで使用できるというのがアイアンウッドのメリット。
漂白剤の使用となると匂いや手にかかった時の対応が大変です。
このポリフェノールはあくまで自然のものですので、よっぽど見て気になる箇所以外では自然と雨水で汚れが流れていくのを待っていただくことをおすすめします。

2022/09/23

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