エクステリアの基礎知識

ガレージ関連商品に明確な定義はありませんが、屋根と柱だけのタイプを一般に「カーポート」、BOXタイプを「ガレージ」と呼んでいます。そして、「カーポート」の普及率が高い理由として、安価な商品が多い、デザイン性に優れたものが多い、オープンタイプの「カースペース」にも合う商品が多い、と言う3点を上げることができます。

カーポートの一般サイズは、1台用(奥行き約5m×幅2.4~3m)、2台用(合掌タイプ:奥行き約5m×幅約5m、連棟タイプ:奥行き約10m×幅2.4~3m)、が基本です。ただ、多様化にあわせ、3台対応型、中間サイズ、フリーサイズタイプなども登場してきました。従って、デザインと共に、どの商品がどのようなサイズ対応が可能かのチェックをお忘れなく。

「カーポート」のサイズ選びについては、①:2台用のカースペースであっても2台用を設置すべきか1台用で良いか ②:自転車・バイク・シニアカー等の関係で中間サイズを選ぶ必要は無いか ③:「カースペース」全体を有効活用するためフリーサイズ商品を選ぶ必要があるか・・・が特に重要になります。

①:の場合、例え2台用の「カースペース」であっても、絶えず駐車している車は1台で、もう1台部分の空間は多目的に使いたいと言ったケースでは、あえて1台用の「カーポート」にしたほうが良い場合もあります。

②:の場合は別に自転車置き場等を設置する場合もあります。ただ、大き目の「カーポート」を設置したほうが機能的にもコスト的にもお得であることの方が多いものです。その延長上の考え方で、車は1台でも2台用をあえて設置すると言うのも有効な手段です。

③:の場合、フリーサイズ商品は価格が高いという難点はあります。しかし、デザイン・機能性に優れ、変形や多目的「カースペース」には極めて有効な商品でもあります。場合によっては、アプローチ、その他のガーデンスペースも含め、「フロントガーデン」全体を「フリーサイズカーポート」を使い演出するもの非常に有効な手段です。

バイク置き場と駐車場を兼ねるためあえて中途半端な寸法の屋根を採用しています。

2022/09/24

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