サッシのメーカーなどは、「住まいの顔は玄関」だといいます。建物だけを見れば、確かにその通りでしょう。しかし、敷地全体から見れば、やはり「住まいの顔は門廻り」ということになるでしょう。

特に、敷地の狭い都市型住宅に関しては、門廻り以外にこだわれる部分が殆どないという、エクステリアも珍しくありません。

今回紹介するプラン例は、その典型的なもので、関東・関西などに最も多く見られる、新しい住宅のスタイルです。そして、このような場合い、敷地の広さは25～30坪強といったところが大半です。

当然、住宅とカースペースを除くと、殆ど空間的余裕はありません。従って、エクステリアも形だけになりがちです。でも、だからこそこだわりも必要！　そして、限られたこだわりの対象となりうるのが、門柱です。「表札」「ポスト」「門灯」へのこだわり、緑へのこだわり、目隠しなど機能へのこだわり、門柱そのもののデザインへのこだわり・・・などが特に大切。

だからこそ、規格のシステム門柱などを単にセットするのではなく、小さな門柱にお客様の思いを込めることで、満足感のある「住まいの顔」のを創り上げてください。

レンガ積門柱のプラン例。2世帯住宅のためポストも2個、表札も2個。

南欧風塗り壁の門柱プラン例。R形状で南欧を表現しています。

レンガ積でも角柱タイプだとまた雰囲気が変わります。