ツル性の便利なグランドカバー「ワイヤープランツ」を取り上げます。
「ワイヤープランツ」は、タデ科、ミューレンベッキア属の、ツル性常緑多年草です。説明書によっては低木と表示している場合もあります。原産地はニュージーランド。
「ワイヤープランツ(別名:ミューレンベッキア)」は、その名が示すように、針金のような固くしなやかなツルを長く伸ばします。また、葉は非常に細かく、極めて繊細な姿をしています。従って、観葉植物としても、グランドカバーとしても、鉢植の材料としても近年広く使われるようになりました。
上記のようにツル性植物ですので、水平に長く伸ばしグランドを覆うことも、長く垂れ下げることも、アイビーのように垂直に這い上がらせることも出来る、極めて便利な植物です。勿論、注目の「エコ・グリーン」的な使い方も出来ます。
花は7月頃に咲き、黄色で小さいものですが、群開し観賞価値があります。ただ、しっかりと根付き、成長したものでないと咲きません。実は白いベル状で、中に黒い種が見える個性的なものです。
性質としては、耐寒性があり、日向~半日陰まで対応でき、育てやすい植物です。ただし、水切れにやや弱く、夏はタップリと灌水してください。
「ワイヤープランツ」には基本種のほかに、葉が大きめの「ワイヤープランツ・コンプレッサ」、斑入り種の「ワイヤープランツ・スポットライト」となどがあり、これらを組み合わせて使うことも可能です。
ただ、ツルが良く伸びるので、アプローチのサイド等に植えた場合い、中央部まで進出してくることがあります。その時は思い切って切り詰めてください。
2022/09/24