エクステリアの基礎知識

「ドラセナ」は、リュウゼツラン科、ドラセナ属の常緑樹で、原産地はアフリカです。リュウゼツランの仲間にしては、葉が柔らかく多肉性が少ないのが特色です。ただし、大木になるものから低木まであり、グランドカバー、観葉植物として良く使う低木系だけでも、40種以上の大家族です。

既に提示したように、 「ドラセナ」は樹木です。ただし、ポイント演出のグランドカバーとして使う場合は、幹が発達する前の幼木を、カラーリーフ的に使う場合が多いので、草本扱いのこの分野で取り上げました。

「ドラセナ」は極めて強靭な植物です。乾燥地帯が故郷であるにもかかわらず、水耕栽培も可能で、日陰に植えることも出来ます。また、最近ではコケ玉などの材料にもよく使われます。

グランドカバーとしては、「ドラセナ・コンシンネ」が最も多く使われています。 「コンシンネ」は葉が細く長いタイプで、色も様々ですが、赤系のものに特に人気が有り、シャープなカラーリーフとして、非常に多く使われるようになりました。

葉幅が少し広い「ドラセナ・マッサンゲアーナ」も、グランドカバー用として多用されます。ポピュラーな品種で、しかも斑入りなど魅力的な葉を持ったものが多いからです。

また、最近は「ドラセナ・サンデリアーナ」とその近樹種の人気も急上昇中です。もっとも、「ミリオンバンブー(万年竹)」と書いたほうが通りが良いかも知れません。そう、グリーンショップでよく見かける、竹のような不思議なあの植物です。ただし、外見は竹風でもまったく関係がなく、あくまでも「ドラセナ」の一種です。

2022/09/30
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