エクステリアの基礎知識

「外構工事」の積算項目で、「門回り」に続くのは「塀工事」です。
ただし、関連性が深いため「門・塀工事」として纏められることも、珍しくありません。また、オープンタイプの外構では、塀が造られないため、その場合は「塀工事」自体が存在しません。
ただ、最近はクローズタイプ、セミクローズタイプが復活してきており、塀の役割は再び増してきています。

「塀工事」の特色は、ほぼ「門周り」と同じです。しかし、少し脇役的なイメージが有り、軽視されがちです。
ところが、塀は強度、デザイン面だけではなく、プライベートの保護、防犯、ペットの保護、などの重要な役割も果たしています。単にどこからどこまで塀を造る・・・と言った単純な打ち合わせだけではなく、生活スタイルを考え、しっかりとしたプランを作成すべきでしょう。

また、最近は「リビングガーデン」と言う新しい発想も出てきています。この場合は、塀が道路との仕切りと言うだけではなく、部屋の壁・建具的な機能も果たすことになります。

従って、「塀工事」の場合は、どの部分にどの機能を持たせるかと言うことが、大きなポイントとなります。まず各部に求める機能・目的を店の担当者に伝え、さらにデザイン的にも優れたプランを作成してもらってください。
それが可能な、材料、商品がすでに充分開発されています。
具体的な積算項目というとブロック等を使う場合この基礎とブロック積の価格、何かブロックに仕上げをする場合その価格、フェンス等を用いる場合はフェンス(本体・柱・コーナー金物等)の商品価格と施工価格が積算されます。

2022/09/26
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