「新築外構」の発注先候補の、地元専門店が1~3件程度決まったら、いよいよ相談の仕方のポイントです。
まず、前提となるのが、同居されているご家族の構成です。
この点がはっきりと伝わっていないと、そこに住む人達に本当に満足していただける、エクステリアスペースを創り出すことは出来ません。
また、この点を確認しないような、店・担当者では、本当に信頼できる依頼対象からは、はずさなければならないほどの、重要ポイントです。
そして、次に大事なことは、全体のスペース、各個別のスペースに対し、どのようにしたいかを明確に伝えること。ただし、この時、材料、デザイン、設置物、などの形だけではなく「目的」を明確に伝えることが、最重要項目となります。
例えば、門塀にプラスし、お客様が、フロントガーデン側の掃き出し窓の前に、デッキとテラスを設置したいとの要望を出されたとします。そして、担当者がそれを確認して、プランに入れる。
ごく当然のことのように思えます。
しかし、実はこの対応では、担当者としては失格です。「何の目的」でデッキとテラスをお客様が望んでおられるかを、確認しなければならないからです。従って、基本的には担当者の対応力の問題ですが、お客様側からも、出来るだけ「目的」を伝えるようにしてください。
なぜなら、お客様の目的によっては、同程度のご予算なら、デッキとテラスよりも、土間仕上げとオーニングとの組み合わせの方が良い・・・と言ったケースが非常に多いからです。
むしろ、細かなデザインや材料の要求よりも、「目的」優先の要望の方が適切なプランが出来上がります。目的さえ分かれば、プロの担当者なら最高の選択が可能であるからです。
2022/09/30