エクステリアの基礎知識

今回は、住宅での普及率NO1生垣「カナメモチ」と「レッドロビン(ベニカナメモチ)」について説明します。

「カナメモチ」「レッドロビン」はバラ科、カナメモチ属の常緑小高木です。この名前は、モチノキに似ているために付けられましたが、こちらはモチノキ科、モチノキ属の植物で別の系統になります。

「カナネモチ」は本州中部より西・南の暖地の照葉樹林に自生する植物です。最大の特色は、何と行っても新芽の葉の色が赤く美しいこと。

そして、「レッドロビン」は「カナメモチ」と「オオカナメモチ」(中国、台湾などに自生)の雑種で、さらに葉の赤が鮮やかで非常に人気の高い樹木です。見分け方は、新葉の赤さがより強いこと、葉が少し大きい、葉柄に「カナメモチ」には茶色の点々があるが「レッドロビン」には無いという点です。

「カナメモチ」「レッドロビン」は普及率NO1と言ってよいほど、生垣に良く使われます。春先の新芽が赤く美しいことに加え、葉が密生し目隠し効果が高い、5月~6月には白く小さな花の群開も楽しめる、育てやすい・・・などの特色があるからです。

半日陰にもある程度耐えますが、新葉の赤色が薄くなってしまうため、出来れば陽当たりのよいところで使いたいものです。

また、枝が良く伸びるため、特に生垣に使う場合は、夏を過ぎた頃に剪定を行い樹形を保つようにしてください。

2022/09/28
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