エクステリアの基礎知識

ポイント演出に使うグランドカバーで、今最も注目されていつのが「ツユクサ」です。と言っても、日本原産のものではなく、宿根草でより頑健な輸入種・改良種です。今回は、今最も注目されている3種を紹介します。

ツユクサ科の植物は、日本全土、全アジア、北米、中米、などを中心に、ほぼ全世界に分布しています。日本原産で、我々が通常「ツユクサ(露草)」と呼ん出いる植物(写真参照)は、草丈30㎝程の1年草です。ただし、グランドカバー・カラーリーフとして人気が急上昇しているものは、北米・中米産、あるいはその改良種が主体です。そして、葉の色が鮮やか、頑健、多年草・宿根草である、日本の「ツユクサ」よりやや大きめのプランツ・・・と言った共通性を持っています。

この項では、それらのツユクサ科の植物の中から、3種をセレクトしました。

「セクトレアセア」(紫御殿、パープルハート、プルプレア、などとも呼ばれている)

ツユクサ科、トラデスカンティア(ムラサキツユクサ)属の多年草。原産地はメキシコ。葉・茎とも濃い紫色で、今最も注目されているグランドカバー・カラーリーフです。花は夏咲きでピンク。小さなものですが、葉の色との調和が見事。

「ムラサキツユクサ」

ツユクサ科、トラデスカンティア属の宿根草。原産地は北米。葉が細く長いのが特徴で、夏に青紫色の花を咲かせます。耐寒性に特に優れています。

「ムラサキオモト」

ツユクサ科、ムラサキオモト属の多年草。原産地は中米・西インド諸島。オモトに似ているためこの名前が付けられました。葉幅が広く、裏面が紫・表面は緑色をしており、このコントラストが見事です。花は白ですが、葉の根元で咲きあまり目立ちません。

2022/09/30
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