エクステリアの基礎知識

ポイント演出に使うグランドカバーには、カラーリーフと言われる、葉の色に特色がある宿根草(冬でも枯れない草花&地上部は枯れても根が残り春になると再生する草花。この「樹木と草花のお話」では、前者を多年草、後者を宿根草と表示)を良く使います。そして、シルバーリーフとは、葉色が白(銀)色のカラーリーフのことです。

 「シロタエギク」はキク科、キオン属の多年草です。草丈は50㎝程度が一般的ですが、1mに達し茎が木質化することもあります。原産地はヨーロッパ南部。勿論葉の白さが最大の特徴で、一般のキクとよく似た形状をしており、細毛で覆われています。

花は黄色で、5月~9月と咲く時期にはかなりバラツキがあります。また、あまり注目されることはありません。

耐寒性にすぐれ、育てやすい植物ですが、極端な暑さと湿気は嫌います。従って、日当たりの良い場所か半日陰を選んで植えてください。

ちなみによくにた種類のものについても説明します。

「シルバーレース」は、キク科、タケツム属の多年草です。葉の切れ込みが多く、より繊細な葉姿であることが特徴。原産地はアフリカ大陸北西部に浮かぶカナリー諸島です。性質は「シロタエギク」とほぼ同じと考えて良いでしょう。

「セントーレア」は、キク科、ヤグルマギク属の多年草で、ことらも属が異なります。原産地はヨーロッパ~西アジア。草姿、花は一般の「ヤグルマギク」とほぼ同じで、同種の葉が白いタイプと考えて良いでしょう。こちらも性質は「シロタエギク」と良く似ています。

グランドカバーに使う場合は、これらの「シルバーリーフ」は、単独ではなく他のプランつと組み合わせて、葉の特性を引き出すように心がけましょう。

2022/09/30
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