少し視点を変え常時車が駐車していない「カースペース」・・・について考えて見ましょう。
単に「カースペース」と言っても、その使用頻度は様々です。
奥様の車が、買い物の時以外は絶えず止まっている「カースペース」。
逆に、ご主人が通勤用で使い、休日と夜以外は殆ど車が止まっていない「カースペース」。
この2つは、同じガレージであっても、まったく性格が違うわけで、そのスペースを有効活用するには、両者は異質な空間と考えなければなりません。
当然、「カースペース」をプランする段階で、その違いを明確にして、デザイン、レイアウト、機能性を考えることが大切になります。
特に、後者の「駐車時間が短いカースペース」については、むしろ多目的空間として初めから考え、プランを作成しなければ、多くの無駄が生じます。
もちろん、車が止まってない時にその都度使い方を考えることも出来ます。しかし、それでは不便な面が多くなり、事前に使用しやすい環境を整えておくほうが、有利であることは言うまでもありません。
しかし、実際にはプランの段階でそのような視点が盛り込まれていない、「カースペース」が多すぎます。これを機に再チェックされてみては、いかがでしょうか。
それでは、次回から具体的な「駐車時間が短いカースペースの造り方」のポイントは何か、お客様と一緒に考えて行くことにしましょう。
2022/09/23
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, カーポート