都心物件によくある40坪敷地。高低差がそこまで大きくなく2台駐車。建蔽率は50%程度となります。こんな敷地条件でオープン外構・クローズ外構の比較ができるプランがありましたのでご紹介します。こちらは土地ご購入前から外構を含めたプラン検討をされていたお客様。結果的に土地購入の方でうまくいかず没プランとなったのですがちょうどオープン・クローズのパターンのプランニングを行いましたのでご紹介します。
外構のプラン条件としては
意匠はナチュラル・洋風系
駐車2台
勝手口付近に大きめの土間コンクリートテラス
境界は1面のみ新設で他は既存利用
グレーチング(溝蓋必要)
多少の側溝等の補修工事が必要
道路と40cm程度の高低差
最低限の意匠は保ちつつそこまでコストが高くない適度な内容でといった感じとなります。意匠面はとりあえずいろいろありはしますが、皆さんが大体ご希望される標準的な内容です。
まずはオープン外構プラン。平面図です。
続きましてイメージパースです。
見積内容は大項目に分けるとこのような内容となります。
仮設工事(水盛遣り方/重機/会所調整等)・・・・・・6.5万円
土工事(掘削整地/残土処分/犬走砕石入等)・・・・18万円
コンクリート工事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28万円
組積(境界ブロック等)門柱工事・・・・・・・・・・・・・・・・55万円
金物(フェンス・グレーチング等)工事・・・・・・・・・・・・・・・・12万円
植栽工事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8万円
現場管理諸経費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7万円
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小計134.5万円
消費税込 約145万円
よくこの高槻・枚方エリアで新築を検討する場合機能性とそれなりの意匠性を保つ新築外構は100~150万円の予算が平均的となりますが、高低差処理等でやや費用が発生していることを考慮に入れるとやはりこれくらいの見積金額となります。
さて、これをクローズ外構としてみます。
平面図はこちらです。
続きましてイメージパースです。
ちなみに利便性も考慮し、駐車スペース前のオーバードアは電動としています。
こちらを見積内容は大項目に分けるとこのような内容となります。
仮設工事(水盛遣り方/重機/会所調整等)・・・・・・6.5万円
土工事(掘削整地/残土処分/犬走砕石入等)・・・・18万円
コンクリート工事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28万円
組積(境界ブロック等)門柱工事・・・・・・・・・・・・・・・・59万円
金物(フェンス・グレーチング/門扉/オーバードア等)工事 ・・・64万円
植栽工事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8万円
現場管理諸経費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9万円
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小計192.5万円
消費税込 約208万円
こうやって比較してみるとオープン外構とクローズ外構を比較した場合、約60万円の差があることになります。
つまり、40坪敷地を建物契約当初オープン外構で検討していたものをクローズ外構にした場合、機能性を考慮して電動のオーバードアを採用することにするといわゆる「敷地を閉じる」ことで55~60万円、手動の場合でも40~50万円程度の増額が考えられるということになります。
大体の概算予算を建物契約前にこのように検討しておくと新築に準備しておかなければいけない大体の予算組みができるというわけです。
いかがでしょうか。
敷地条件にもよりますが、ご参考にしていただければと思います。