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2024/08/03

「現代住宅植栽考」第1回

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グリーン、植栽、ガーデン、etc。

言葉は変わっても、住宅・日々の暮らしと植物とは切っても切れぬ関係にあります。

たとえ「草花・植木」なんて全く興味が無いと言われる方に取っても、それを拒否することが出来ない場合さえもあります。

ところが、植栽系の資料や書物を見ると、殆どが樹木の説明、草花の説明、育て方、デザイン的なもの、などに関するもの。

これらは勿論有意義ではありますが、家を建てたり(新築)、購入したり(新築or既存住宅)、屋外をリフォーム(既存住宅)したり、と言った段階では残念ながらあまり役に立ちません。

従って、家(暮らし)全体の変革期を想定した、もう少し別の視点から「植栽とは何か」をとらえて行きたいと思います。

結果としては、「お客様とプロのコラボレーションで創る植栽」とも言えるでしょう。

従って、これまでのグリーンに関する書物とは全く視点を変えて、

「植栽はコストダウンの名人」=住宅のコストを判断する基準に「m単価」「㎡単価」「㎥単価」と言うものがあります。

かなり広い空間を対象にするため、一定の長さ・面積・体積単価がトータルの値段に大きく影響するからです。

そして、屋外の場合「m単価」「㎡単価」「㎥単価」が最も安い物とは。

もうお気づきでしょう。答えは「植栽」。

例えば、「m単価」の場合、値段ではフェンスより生垣に軍配。土間の処理をする場合「㎡単価」は土間コンクリートよりグランドカバーに軍配。立派な門柱を作るより「㎥単価」はシンボルツリーに軍配。

「時間が経過するほど価値が上がるのは植栽だけ」=これには2つの意味があります。

1つ目はデザイン面。植物は時間の経過とともに周囲と調和し、デザイン(外見)的により素晴らしくなりますが、他は全て老朽化し、特に工業製品の殆どは見苦しくなります。

2つ目は現実の価格。植物は成長するので、それとともに値段が上がります

特に、樹木はその典型。ところが、他の商品(材料)は工芸品でも無い限り値下がりします。ただし、投機目的でも無い限り実際に販売する事はありませんが・・・

一口アドバイス。

(みずき りょう)

生垣はm単価が安い

グランドカバーは㎡単価が安い

シンボルツリー等の高木は㎥単価が安い

2024/08/03
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