新築外構は植栽付きがお得!
最新の住宅と植栽の関連性を検証する「現代住宅植栽考」。
最初に新築住宅と植栽の関連性について考えます。
結論から言えば、植物好きであれば当然、「新築外構(フロントガーデン)は植物嫌いであっても、一定の植栽をセットしたほうが断然お得」と言う事に成ります。
では、植栽が嫌われる最大の理由は?
答えは明確で「手がかかる。面倒くさい。手入れの時間が無い」といったもの。
でも、ゼロと言う訳にはいきませんが、「ほとんど手のかからない植栽」を施せば、この問題の80%程度は解決できます。
では、「植栽有」のA:メリット B:デメリット 「植栽無」のA:メリット B:デメリットをチェック。
「植栽有」
<メリット> <デメリット>
A:外見的におしゃれで美しく見える B:外見的に無味乾燥で物足りない
A:時間が経つと共に良くなる B:時間が経つと共に大半が古ぼけ粗末に
A:コストダウンにつながることも B:有効なコストダウン方法の1つを失う
A:地球温暖化防止に貢献し、かつ周辺環境を良くする B:地球温暖化を促進し、かつ周辺環境を悪化させる
「植栽無」
<メリット> <デメリット>
A:メンテナンスフリーも可能 B:100%メンテナンスフリーはあり得ない
つまり、植栽の無い外構の場合、「方法によっては殆ど手を掛けなくて済む」と言う以外に殆どプラス材料は無いと言う事。
逆に、植栽を使えば上記のように多くのメリットが生まれます。
しかも、プロと相談する事で、メンテナンスに掛ける手間を大幅に緩和する事も可能。
年に1〜2回、場合によっては2〜3年に1回程度手を掛ければOK。
にもかかわらず、植栽を拒否する事で多くのメリットを失う。筆者にはこれを「理にかなった答え」とはどうしても思えません。
では、新築外構の場合、植栽に手を掛けたくない人は、どのような方法を選ぶべきでしょうか。
実は、この答えも極めて簡単。
1:植栽は少な目に有効に使う
2:プロとよく相談し手のかかりにくいプランにする・・・たったこれだけです。
新築外構(フロントガーデン)の場合は、生活機能とデザインを考慮しなければなりません。
しかも、プライベートガーデンと異なり、デザインと言っても「お客様自身+他人の目」を考慮する必要があります。
なぜなら、外構(フロントガーデン)自体が、居住者と他者を結ぶ接点に造られるものであるから。
これは屁理屈では無く、最も基本的要素でもあります。
では、新築外構で、植物嫌い(あるいは、手を掛けたくない)のあなたに適した植栽とは具体出来にどのようなものか?
もう少し分かりやすく探っていく事にします。
一口アドバイス。
「植栽有のメリット・デメリット=圧倒的にメリットの方が多い!」
(みずき りょう)
植栽の無い門廻り
少しだけ植栽を施した門廻り
外構図面
外構のパース