出来るだけ少なく、でも有効に使う!
新築外構の場合、植物嫌いでも一定の植栽を使った方が良い。
でもその場合は「殆ど手のかからない植栽」にした方が良い。
さらに、同条件を満たした植栽を行う最良の方法は、結局「近くのレベルの高いエクステリアショップに依頼する事」・・・このような結論に達しました。
でも、「殆ど手のかからない植栽」とはどのようなものか一切触れずに THE END では無責任すぎると言う批判も?
そこでこの項では一定の答えを掲示しておきます。
ただし、あくまで筆者の見解ですので、この点はご了承ください(おそらく、専門家により答えが異なるため)。
筆者の答え・・・「殆ど手のかからない植栽」≒「植栽を最小限にして有効に使う」。
以上です。
「エッ、推奨樹種とかを提示してくれないの?」
そんな不満が起こりそうですが、上記答えの理由について説明します。
例えば、最もポピュラーなシンボルツリー「シマトネリコ」(モクセイ科トネリコ属の常緑樹。
台湾~南西諸島に多く自生。樹形が美しく、近年庭木として圧倒的人気)を選んだ場合。安い、樹形が良い、強く日陰でもOK、など多くのメリットがあります。
でも、成長が早くむしろ剪定は成長の遅い木より頻繁に行う必要があります。
では、成長の遅い樹種をシンボルツリーに選べばよい。
一見答えは YES であるように思います。
例えば最近話題の「ハイノキ」(ハイノキ科ハイノキ属の常緑樹。
九州・四国等に多く自生。常緑樹でありながら樹形が繊細で人気急上昇中)の場合。確かに成長が遅く樹形も乱れにくい(剪定も少なくて済む)。
ただし、やや値段が高い、低温・日照りに弱い、などの問題も。
だから、本当の答えは YES でも無し NO でも無し。
「シマトネリコ」は成長は早いが剪定自体は簡単(バッサリ切ればOK)。
「ハイノキ」は剪定頻度は少ないが定期管理や剪定技術にやや気を使う必要がある。そう、一長一短。
要するに、かなり性格の異なる「シマトネリコ」「ハイノキ」ですが、両方とも答えは YES でも無し NO でも無し、と言わざるを得ません。
無責任ですがどちらでも良いと言う事。
だから、あなたの好きな樹種を選び、専門家の意見を聞いて範疇内であればOKと言う事。
ただし、大量に植えた場合は、その他の樹木・草花も含め、着実のより多くの作業が必要となります。
回りくどくなりましたが、だから「少なく有効に使う」。これが一番。
ここで忘れてはならないのが、「少ない」だけではなく「有効に使う」の一言。
量は少なくても、有効な部分に植栽を施せば、逆の場合と比較しその効果に大きな差が出るからです。
さらに、+αが欲しくなった場合は、プランター・植木鉢等の「コンテナ植栽」をセルフで追加する事をお勧めします。
そこから、植物嫌いが植物好きに変身するかも・・・
一口アドバイス。
「少量なら何を使っても(超特殊物は別)良い・・・それが本当の答え!」
(みずき りょう)
人気NO1の「シマトネリコ」だが・・・
「シマトネリコ」の花
「ハイノキ」:常緑樹だが超スッキリ樹形
「ハイノキ」の清楚な花