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新築外構(フロントガーデン)の場合、

「植物嫌いでも最低限の植栽を行った方が良い」「植栽が義務づけられる場合がある」と言う2つのテーマについて詳述しました。

では、植物が好きでより充実した植栽を望む人の場合はどのような対応を心掛けるべきでしょうか。

そのために、最初に「新築外構の基本構成」について確認。

一般的な新築外構は、

1:門廻り  2:アプローチ  3:カースペース  4:その他のガーデンスペース・・・から成り立っています。

つまり、1~4に関し最良の植栽を施し、かつ全体をバランスよく纏めれば、それが「新築外構における最高の植栽」となると言う事。だからこそ、1~4に関する植栽に関して、それぞれの重要ポイントとは何かを探っていきます。まず、1:門廻りから・・・

特に敷地が狭い住宅に関しては最重要ポイントとなります。

と言うより、門廻り以外に目立つ植栽ポイントが存在しない場合さえあります。

では、門廻りで大切な植栽ポイントとは。

場合によっては唯一の高木となる事さえあります。だから、「こだわって選ぶ」ことをお勧めします。

では、「こだわって選ぶ」とは具体的にどういう事でしょうか。

それは、お客様の好き嫌いを最優先して選ぶと言う事。

好きな樹種を指定してもOK! 好きな樹木の特性を告げプロに選んでもらうのもOK! 

万一、不適切なものを選んだとしても、その時点でプロがNOのサインを出すので、むしろ意見を積極的の延べる事をお勧めします。ちなみに、最近の流行に合わせ、門廻り用主木候補を下記に列記しておきます(樹種の詳細説明は後項にて)。

超オーソドックス派=シマトネリコ(常緑樹)、オーソドックス派=ヤマボウシ(落葉樹)・常緑ヤマボウシ(常緑樹)・ハナミズキ(落葉樹)・エゴノキ(落葉樹)・シャラ&ヒメシャラ(落葉樹)・ソヨゴ(常緑樹)・サルスベリ(落葉樹)

樹形重視派=カツラ(落葉樹)・アオダモ(落葉樹)・ハイノキ(常緑樹)

自己主張派=シラカバジャクモンティ―(落葉樹)、イロハモミジ(落葉樹)、矮性の丸葉系ユーカリ(常緑樹)。

また、オリーブ(常緑樹)・アカシアミモザ(常緑樹)等も、最近多用されるようになりましたが、門廻り用としては避けた方が良いでしょう(樹形の乱れが大きい)。ただし、他にも候補木は多数あります。あまり固定観念に縛られる必要はありません。

一口アドバイス。

(みずき りょう)

樹形が美しい「カツラ」 

スッキリ系の代表「アオダモ」

 

「和」だけではない「イロハモミジ」の魅力 

 「ユーカリ」は必ず矮性種を使う事

2024/08/20
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