施工事例

ホームページからお問合せいただいたお客様。「コンクリートを打ちたい」とのご要望でしたが、現場を調査すると問題点が。
今回今後注目のアイテムを使用した駐車場工事のご紹介です。

施工前

施工前の様子です。
「コンクリートを打ちたい」

と言うご要望を頂き現場を見せていただきましたがそこには一つ問題点がありました。


もともと駐車スペースとして想定されていないこのスペース。
軽自動車の横に浄化槽の蓋とその補強コンクリートがあることにお気づきでしょうか。

蓋は鉄製で随分古いもの。

怪しい・・・と思いレベル(コンクリート面の高さ)を取ったところ、この浄化槽の周りのコンクリートは水勾配ほぼゼロ。
つまり、素直にコンクリートを打つとこの浄化槽付近で段差ができる、もしくは雨水が溜まる。
きちんと水勾配をとると、この浄化槽自体の調整が必要になり工事費用が馬鹿にならない、また鉄製の蓋の浄化槽自体が今少ないので一歩間違えれば・・・。

そこで「雨水を透水する」舗装を検討しました。


グランドグリッドと言います。

旗竿地物件の場合、ある程度きちんと建物設計段階から高さをとっていないとU字溝や排水関係の設備工事等をしないと水勾配を取れない場合があり、結果これが結構な費用になりがちなのです。
施工中の様子
こちらが問題の浄化槽とほぼゼロ勾配のコンクリート。
ここまでは通常の土間コンクリートと同じ。
再生砕石やクラッシャーランと呼ばれるものを10cmの厚みで敷いて転圧します。
次に防草シートを敷きます。
不織布の高額なシートもあるのですが、再生砕石・防草シート、その上に舗装と厚み20cmの地盤をやりかえ、砂利の層を作るため、コストダウンも意識してよくある「草よけシート」を採用しました。
こちらがグランドグリッド。
ハニカム状のシート、厚み10cm。
これで砂利を固定することにより、普通の砂利敷のように砂利が沈むこともなく駐車場に使えるというスグレモノです。
施工後
この舗装のメリットは
①基本的に水勾配を意識する必要がない
②他の透水性舗装より遥かにコストが安い
③透水性なので夏の照り返しが軽減される
④工期・養生期間が短い(こちらの現場の場合、1日で4tトラックが上に載れました。)
⑤コンクリートより、経年劣化が少ないと考えられる、もしあっても砂利を入れ替えればよい(タイヤの跡が気になる方はうってつけですよ)


このグランドグリッドの物自体の値段が少し高いので結果的に土間コンクリートより少し高くなってしまうのですが、
旗竿地やリフォームで駐車場を作る際、活躍する場面も多そう。

今回はコストを意識して砕石のみを採用しているのですが、


例えば一部に化粧砂利を使用して
こんなデザイン性のある駐車場も作ることができます。

グランドグリッド、可能性の高いアイテムです。
駐車場の床は何かで固める固定概念、捨ててみませんか???


コーディネーター・設計・施工管理  藤田
施工 やよい園 鵜木
 

コメントは受け付けていません。