施工事例

最高のエクステリア素材=天然木

木材と言えば石と共に<元祖建築材>。しかし、その素晴らしさはあらゆる工業製品に勝るとも劣らず、

その魅力は永遠です。

それは現代のエクステリア(住まいの屋外空間)においてもです。

「天然木」特有の<風合い と 経年変化>を楽しむ!

エクステリアの可能性を広げる<天然木>! 

このシリーズの<その1>では、うまく使いこなせば天然木がいかにエクステリア素材として

優れているかお伝えしました。今回<その2>では「風合い」と「経年変化」について述べます。

まず「風合い」ですが、工業製品では望めない素晴らしいものがあります。この点については

みなさんご承知の通り、プラスチック・金属・樹脂木(人工木)とは異なり、素肌に触れた時の

感触は格別です。実はそれには明確な理由があります。

天然木は生き物であり、木材となっても呼吸しているからです。

さらに言うなら、木(植物)の基本構造がそのような特性を創り出しています。

実は木(植物)は特有の導管構造で出来ています。水や栄養分を隅々にまで運ぶためです。

なので、木材となった後も一定の空気・水分流通があり、それが特有の風合いとなります。

そして、少なくとも現代の科学ではこのような構造を人工的に創り出すことは困難です。

木材の導管構造(画像:Wikipediaより)

経年変化もこのような木の基本構造と無縁ではありません。

そして、水分や空気の出入りが特有の経年変化をもたらせます。

実際に起こる変化はかなり複雑ですが、私たちが絶えず目にするのは<表面の色の変化>です。

具体的には、それぞれの木特有のブラウン系色~シルバーグレー系への変化です。

脱色と表現しても良いでしょう。

塗装することで、この変化を目立たないようにすることは可能ですが、

むしろ<経年変化を楽しむ>べきではないでしょうか。

工業製品にも経年変化はありますが、多くは<劣化>と表現すべきもの。

しかし、天然木の経年変化には<特有の味>があります。

杉の赤身(芯材)を使ったデッキ(施工時)
同じデッキの3年後(経年変化で落ち着きある色調に。品質には全く問題なし)
「ライフアップ」の天然木施工例・・・お庭の中にデッキを!


通常ウッドデッキというと掃きだし窓からリビングや
ダイニングの延長として作る場合が多いのですが、
今回はお庭のコーナー部分に階段1段上がるくらいの
独立したテラスのようなスペースとして作りました。
気になる外部視線も同じ素材の目隠しフェンスで完全カットしました。
 
2022/09/21
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