インターネットからお問合せいただいたお客様。
新築時手付かずだった庭スペースがあり、タイル張テラス等を検討されお問合せいただきました。
施工前の様子
このお庭は約6坪程度の空間。
現場を拝見した際気になるところは
①道路からの視線
②タイルのテラスだとブロックより高さが高くなり危険。そこからのリフォームだと高額になる。
③このまま置いておくと雑草だらけの無駄なスペースになりかねない。
④なんだか縦長・・・
といったところでした。
ご提案プラン
①当店で販売しているアウトレットレンガを使用しガーデニングスペースを仕切る。
②奥様こだわりの白色のタイルに建物外壁の落ち着いた印象の色合いのタイルでラインをいれ、奥行のある庭の形状を生かす
③すべてをタイルで張らずに一部砂利スペースを設け、雨水の水はけ維持兼デザイン性を持たせる。
④既存のメッシュフェンスは外観との統一感を優先しオーソドックスなものに。費用も抑える。
道路からの視線高さに設定し、背の高すぎない圧迫感のない目隠しに
⑤タイルテラスとして嵩上げすると付帯する工事が増え高額になってしまうため、階段で降りて利用する空間とする
といったところでした。
施工後
本来モノトーン系タイルというとモダンな印象にまとまりがちなのですが、今回少しくすみがあり、テラコッタテイストのあるINAXのフィオを採用しました。
建物外観が洋風なのですが少しアッシュ系の色合いのレンガをセレクトしておられたので、同系統の印象でなおかつアウトレットのアンティークレンガと違和感のないテイストを意識しました。
正面は目隠しタイプのフェンスに取替え。植栽もあることで以前より程よい目隠し感があります。
タイル張デザインはいろいろとお客様とCADでシュミレーションしたのですがライン使いがこの形状のお庭の場合相性が良かったようです。
通常ですとここでモノトーン系のレンガなどを持ってくるのでしょうが、ここはお店のセール品でもあるアンティークレンガで。
結果的にですが、庭の雰囲気をモダン一辺倒にせずほどよい感じになっています。
タイル張と花壇の間に砂利スペースを設けているのは、タイル張部分へ降った雨水を水勾配で流し浸透させる目的。
モノトーンのタイルとアンティークレンガに空間が移るいわば折衷的な場所であり、少しデザイン上もアクセントになったかと思います。
先ほどゲリラ豪雨だったのですが、水はけも問題なし。
水はけ等に問題がある場合はこういう箇所に透水管等排水処理をしておけばいいかと思います。
既存の植栽も小さいうちにきちんと植え替え。
目隠し効果のあるフェンスと併用することで、景観のみでなく「目隠し」という役割も持つようになりました。
フェンスはオーソドックスなものを採用し周囲との違和感がないように意識しています。
リクシルのライシス3型を採用しました。
今回高槻市の郊外の新築後数年、手付かずスペースの庭作り。
これでお子様のプールを広げたりバーベキューを楽しんだりもできますね。
ありがとうございました。
コーディネーター・設計・CAD・現場管理 藤田
施工 有限会社アドバンス