自転車が置けないんです。。。。チラシを見てお問い合わせを頂いたお客様。
とてもおしゃれなエクステリア。しかし、そこに駐輪スペースがなく、実際生活をするにはとても不便な設計のエクステリアでした。
施工前の様子
玄関ポーチを広くとり、長い距離をとった門柱。
個性的なタイルと木目調、そしておしゃれな鋳物門扉と素敵な門周りです。
しかし、このエクステリアには大きな問題がありました。
①門扉が外開きで駐車スペースであるはずの門扉前に車を置くと門扉が開かない。
②とにかく駐輪スペースが全くない。
③ポストが玄関から遠すぎて不便
ということで、お客様とのお打ち合わせでこのようなプランをご提案しました。
ご提案プランイメージ
門扉及び門扉までの門柱を撤去し、サイクルポートを設置。
このサイクルポートは建物に接するため、屋根に当たった雨の跳ね返りが少ないように逆勾配型のサイクルポートマイリッシュをご提案。
このスペースで駐輪スペースをまずは2台確保。
次に、玄関から遠い位置に設置されて不便なポストを高耐久木材、ウリン材で作る門袖に設置。
施工前写真の奥の門柱を撤去、その後ろに作られたポーチも撤去し、デッドスペースとなっていた建物の軒下となっている犬走スペースへダイレクトに入れるようにリフォーム。そしてこの犬走スペースには土間コンクリートを打設し、こちらで3台の駐輪スペースを確保。
なんとか日々のストレスを解消できるよう、様々なアイデアをご提案し、このようなプランとなりました。
施工後
敷地が限られる都心の物件は、新築の際、どれだけ「生活をイメージ」したプランが大事かを痛感する物件でした。
特に忘れられがちな自転車置き場。
しかし、お子様が生まれたり、成長されたり、そしてバイクを買い換えられたりと、ご家族構成の変化に一番敏感にならないスペースが
特に駅まで自転車を使用する頻度の高い都心物件では大切です。
見た目も大切ですが、そこに機能性がなく、結局ストレスの種になるエクステリアでは何の意味もありません。
新築の際は駐輪スペースの確保をお忘れなく。
コーディネーター・設計・CAD・現場管理 藤田
施工 有限会社アドバンス