エクステリアの基礎知識

「外構」のチェック項目「2:作る目的と動機」「現状の問題点」・・・について検証していくことにします。

まず「目的と動機」についてですが、下記のような項目が主なものです。
A:家を新築し「外構工事」が必要になった。
B:外廻りが放置されたままになっていたので、綺麗にしたい。
C:ガーデニングを楽しむスペースがほしい。
D:植木や草花の管理に手を取られないようにしたい。
E:屋外スペースで、家族団らんや、趣味の時間をを楽しみたい。
F:もっと屋外を機能的に使いたい。
(物干しスペース、収納スペース、ペットスペース、水やりの合理化、ガーデン作業の軽減、バリアフリー、デッドスペースの活用、他)

G駐車スペースがもう1台分必要になった

他にも目的はあるでしょうが、以上が主なものです。もちろん、何点かが組み合わさっていることの方が多いものです。
また、面白いことは、「D:植木・草花の管理に手を取られないようにしたい」と言う要求が、意外に多いということです。机上の理屈と、現実とにギャップがあることも忘れてはなりません。

いずれにしても、単に「外構」と言っても、目的・動機は様々。単に形をお聞きするだけでは、満足度の高い「外構」を創ることは出来ません。
しかし、現状での問題点も把握しておかないと、同じ失敗を繰り返す恐れがあります。

お客様にとっての「現状の問題点」は絶対解決したい課題です。でも、もしそれが少しでも残っていれば・・・新しく何かを行う意味がまったくなくなるからです。

「外構」の場合は、問題点には、大きく2つのケースがあります。1つは、以前住んで(あるいは引越し前のお住まい)の問題点(「新築外構」の場合い)、2つ目は継続して住む場合の問題点です。
でも、解決すべき課題であることに変わりはありません。

ではどのような問題点が過去に多くあったか、列記しておきます。
A:水はけが悪く、環境に問題がある。
B:隣りや道路からの視線が気になり、プライベート保護に問題がある。
C:屋外での防犯を考えないと心配。
D:植木や草花がすぐ茂り困っている。
E:ご高齢者や、障害をお持ちの方がおられ、現状では危険を感じる。
F:屋外スペースが充分活用されていない。
G:これまで頼んだ業者の対応に問題があった。

おおよそ以上のようなものです。

他にもあるでしょうが、とにかく過去の問題点を徹底的に取り除く工夫をすることを、忘れてはなりません。

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