エクステリアの基礎知識

にどうしても確認が必要なことは、4:「ご予算」と「資金計画」について。
お客様も、店の担当者もあまり話題にしたくないテーマです。従って、曖昧な確認のままプランを作成し、それを見ながらお値段をつめていこうとする傾向が強くなります。

しかし、「ご予算」についての確認が無いと、プランそのものが成り立たなくなります。
夢だけを満載しプランを作り、結局そこからどんどんカットすることになり、お客様に不快感を与え、お店の信用までなくしてしまう・・・残念ながら良くあるケースです。

ただ、お客様に「ご予算はどの程度ですか」とお聞きしても、お答え願えない場合が多いものです。理由は、①外構の値段自体、見当が付かず答えようが無い②予算を言って割高な買い物にならないかと言う不安がある・・・と言ったこと。

そこで、レベルの高いお店なら、必ずサンプルプランを多数用意し、それを参考にし概算のご予算をつめながら、ラフプランを作成します。

ただし、その前に「最低いくらぐらいあれば、全体的な外構造りが可能か」が分かれば、これほど安心なことはありません。
実は、誰でもすぐそれを割り出せる「公式」があります。これは、eggが膨大な資料を参考に作り出した、取って置きの公式です。

では、その公式とは。

A:敷地が40坪以下の場合い(東京、大阪の一般的住宅)
敷地坪数×2.5万円、これでOKです。
つまり、敷地30坪であれば、30坪×2.5万円=75万円、から可能と言うことです。

B:敷地40坪以上の場合い(東京、大阪を除く全ての一般的住宅)
敷地坪数×2万円、これでOKです。
つまり、敷地50坪であれば、50坪×2万円=100万円、から可能ということです。
なお、1坪とは3.3㎡となります。
おおよその目安であまり細かな数字にはこだわらないで下さい。でも、これが最低ラインの目安を、以外に正確に示してくれるから不思議です。
もちろん、お客様の希望によりもう少しご予算がプラスされる場合が多いので、例えば上記の「敷地60坪」の場合なら、150万円~200万円と言ったところが、平均価格帯となります。

ただし、住宅メーカーなどではなく、優良専門店に「外構」をご注文いただく場合は、無理をしていただく必要はありません。最低ラインのご予算さえ確保していただければ、第一次工事として行い、順次仕上げていくことも可能であるからです。

「外構」は生活の一部です。従って、本当の「完成」と言うものは無いのかもしれません。
それだけに、生活の変化に合わせ、お客様との共同作業で、少しずつ仕上げていくこともまた大切です。

それが出来るのは、地域に密着した「専門店」以外にありません。

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