エクステリアの基礎知識

外構、ガーデン、住宅等のプラン作成・工事の発注先を決定するための5つ目の情報について。と言っても、1〜4目の情報と別のものが存在するわけではありません。そう、5次情報とはこれまで得た情報を総合的にチェックするということ。同時に結論を出すという作業でもあります。 

この段階で、こ2つ目のポイント「情報を元にした正しいお店の選び方」について確認しておきます。 

「外構、ガーデン、住宅」の正しいお店の選び方。①:地元(できれば車で30分以内、最長でも同1時間)の専門店を選ぶ・・・専門店以外とは、住宅メーカー、不動産業者・分譲業者、下請けの外構業者、自社プラン制作体制の整っていないホームセンター、等。②:1〜5つ目情報の順番を飛ばさない確認作業・・・チラシ・ホームページ等の情報収集〜来店〜スタッフとの接触〜プラン作成依頼と内容チェック〜契約。 

実はこのたった2つのチェックでOKです。でも、問題はこの2つのセオリーを無視して失敗といったケースが後を絶たないと言う事実。その具体例を2つ紹介しておきましょう。

 1つ目は遠方の下請け業者に発注した例。こ の場合は、接触してみると、技術面ではかなりレベルが高い場合も少なくありません。しかし、一般のお客様と接触した経験が少なく、予算無視のプラン、対応 の遅さ・ぞんざいさ、現場進行の中断(住宅業者の工事優先でストップ)で悩み続け、追加修正もままならない。そんなご相談がよくあります。加えて、その業 者が遠方であれば、さらに不便さが倍化します。

 2つ目はネット情報重視による失敗例。ネット情報を元に7社社に新築外構の見積もりをメール依頼。そのうち値段が安かった3社 と工事現場で会って打ち合わせ。値段・接客態度から発注先を決定。ところが、手抜き工事が目立ち、イメージしていた外構とは全く異なるものとなってしまっ たが後の祭り。このようなケースです。失敗の理由は、来店しなかったため正しい判断が出来なかった、積算書では実際の工事内容が何もわからなかった、この2つによります。 

特 に、積算書(相見積もり)を多数集め、それを判断基準とすることは危険です。理由は、積算書自体が非常に不明確なもので、発注先の決定材料にはならないと いう事実です。しかし、一般のお客様にその実態を理解してもらうには、詳しい説明が必要です。従って、少し煩雑にはなりますが、外構・ガーデンの積算書と は何かについて、次項から徹底検証します。

2022/04/28

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