エクステリアの基礎知識

地面を覆うタイプのグランドカバーとして「リシマキア」を紹介します。

「リシマキア」は、サクラソウ科、オカトラノオ属の、常緑多年草です。原産地はヨーロッパで、繁殖力旺盛でどこでも育ちます。ただし、どちらかと言えば日陰向きで、北側の庭、隣地との境界、家屋との隣接地、などに最適のグランドカバー・プランツです。また、耐寒性にも優れています。

這うタイプと、上に延びるタイプがあり、共に50㎝~60㎝程度茎を伸ばします。成長が早いので、伸びすぎた場合は切り詰めてください。

這うタイプの代表は、「リシマキア・ヌンムラリア」。葉が黄色いのが特徴。より黄色さが目立つ「リシマキア・ヌンムラリア・オーレア」もあります。他にの、緑色の葉の「リシマキア・コンゲンスティフィロラ」などがあります。

上に伸びるタイプとしては、葉の色が赤紫系の「リシマキア・キリアータ」、葉が緑色の「リシマキア・プンクタータ」などがあり、這うタイプと組み合わせると、それだけでガーデンを演出することも可能です。

花は5月~6月に咲き、黄色で小さいものですが、群開し結構楽しむことが出来ます。葉は、「ヌンムラリア」のように丸いものから、「キリアータ」のように少し細長いものまでありますが、いずれも小さく密生するため、まさに地面を覆うためのグランドカバーにぴったりです。

「リシマキア」は、欧米では広大な面積を覆うためのプランツとして良く利用されます。特に、水辺などに植えると、ある程度水中でも葉を茂らせ見事です。

2022/09/24
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