エクステリアの基礎知識

現代日本の外構・ガーデン事情について、様々な角度から考えてみたいと思います。そして、より安全に、より納得のいく外構・ガーデンスペースを創り、より楽しいガーデンライフを満喫していただく方法を、お客様と一緒に考えて行きたいと思います。最初のテーマは、どのような会社・ショップに外構・ガーデンのプラン・工事を発注すれば良いか。逆に言えば、「どこに発注するかで勝負は決まる」と言っても過言ではないでしょう。

この点に関しては殆どのお客様にも同調していただけると思います。しかしながら、日用品や車と比較すると、外構・ガーデンの場合、日頃から出入りしているお店、有名なお店が少なく、選択はとても難しく「そもそもどこに依頼するものなのか」ということ自体が浸透していない地域も多くあります。
良いお店を見つけ的確に選ぶには2つの条件が必要です。1つ目は、各種情報からまず候補のお店を探すこと。2つ目は、その中から適切な選び方をすること。当たり前ですが、この2つについて、詳しく、的確なチェックポイントを提示した資料は殆どありません。仮に、断片的な資料はあっても、殆どが自分のお店がベストであるという主張を正当化するためのもの。そこで、このコラムでは、可能な限り客観的な立場に立った、お店選びの方法を、詳しく提示します。

まずは1つ目の「情報」について。実は、単に情報と言っても、5つに分けることができます。この5つは、外構・ガーデンを主力対象としたものですが、他の買い物(あるいは情報選び)についても、共通点が多いので、一般的な資料としても参考になります。
5つの情報とは。。。。

1つめの情報・・・一般的広告、チラシ、ネット、等
2つめの情報・・・スタッフと殆ど接触しない来店
3つめの情報・・・フェイス・トゥ・フェイスの接触
4つめの情報・・・店舗(企業)力、プラン作成能力、担当者の能力の確認
5つめの情報・・・1〜4次情報の総合チェック
そして、最高の方法は、1〜5次情報を、順番を飛ばすことなく、チェックしていくというやり方です。逆に、順番が逆になったり、何段階かを飛ばす頻度が高くなると、チェックが甘くなったり、不適切になったりするばかりか、危険性が高まります。そして、特に最近多くなっているのが3つ目の情報を置き去りにしたネット偏重の考え方。

人生に1度あるかないかの大きなお買い物で、なおかつほぼオーダーメイドともいえる外構ガーデン。その大きなお買い物をする際に、この3つ目の段階を飛ばした情報収集は本当に満足度の高いお買い物につながるのでしょうか。

2022/04/28

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