エクステリアの基礎知識

多目的「カースペース」は、なぜ都市部の住宅向きなのでしょうか。
もちろん、都市部向きとは狭い敷地に適していると言う事です。

もう少し具体的に述べましょう。
例えば、敷地が35坪(115.5㎡)しかないとき、おそらく敷地の幅は7m程度でしょう。そして、5.5m後ろには住宅がほぼ土地の全面をおおい、建てられれているでしょう。
すると、ガーデンの使えるスペースは、事実上前面の5.5m×7m=38.5㎡しかありません。

ここに、16.5㎡のカースペースを専属にとり、その横に門柱・門扉、そしてアプローチをつけると、ガーデンとして使えるスペースは、殆ど残りません。せいぜい、2~3本木を植え、草花のプランターを並べる程度です。

つまり、趣味や遊びに使えるスペースは殆ど無いと言うことです。
ところが、前面の30~35㎡にカースペース、門廻り(入り口)、アプローチをまとめると、約半分の空間が、多目的に使えるようになります。

もちろん、車が駐車していない時は、もっと広々とした空間で「ガーデンライフ」を楽しむことが出来ます。しかも、最近はこのようなプランに適合した、お洒落な新製品も多数開発されています。
つまり、このほうがはるかに使い勝手がよく、スペースを有効活用できると言う事です。

アプローチ・植栽スペース・駐車スペースの多目的空間の例

コメントは受け付けていません。