エクステリアの基礎知識

特に、「サツキ」は住宅の庭に植える低木としてはNO1 の使用量を誇っていました。ただ、和風住宅が減少したこと(実際には洋風住宅とのコーディネートも可能)、水切れに弱いことなどもあり、最近は少し使用頻度が減っています。

「ツツジ」とは学術的には、ツツジ属の植物の総称です。従って、「シャクナゲ」等もその一群と言えます。逆に「ドウダンツツジ」などは近樹種ですが除外すべきです。ただし、私たちが園芸的に取り扱っているのは、殆どが改良種。従って、庭木として取り扱う場合も、この観点で捉えるべきでしょう。

勿論、最大の売り物は4月終盤~5月初旬に咲くあでやかな花!

そして、庭木として使うのは産地名が付いた園芸種の「ヒラドツツジ」「クルメツツジ」殆どです。

「ヒラドツツジ」は「ケラマツツジ」「モチツツジ」「キシツツジ」などを交配して作出されたもの。葉も花も大型で、ツツジ園等で最も多く栽培されています。

「クルメツツジ」は「サタツツジ」「ヤマツツジ」「ミヤマキリシマ」などの交配種で、「ヒラドツツジ」より小ぶりなものが多いが、品種は300にものぼります。

また、ヨーロッパで改良された「アザレア」も最近多く出回るようになりました。

「サツキ」は、葉・花とも少し小さく、花期が5月~6月と「ツツジ」より遅いのが特徴。庭木に使われる「サツキ」も殆どが園芸種ですが、比較的原種に近い「高砂」「大盃」などが多用されます。一方、盆栽、一般の鉢植え等に関しては、多種多様な改良種が販売されています。

2022/09/26
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