エクステリアの基礎知識

今回は、最近人気急上昇のサブツリー「フェイジョア」を紹介します。なぜ人気急上昇なのか? そう、見て食べて楽しむことが出来るからです。

「フェイジョア」は、フトモモ科、フェイジョア属の常緑低木です。南米原産で、原種は高さ7mほどになります。しかし、市場に出回っているのは殆どがニュージーランド、オーストラリアで改良された物で、3m程度にしかなりません。当然、シンボルツリーよりサブツリー向きと言うことになります。

「フェイジョア」の最大の特性は、寒さに強く育てやすいと言うこと。

花は夏咲きで4㎝ほど。花弁は内側が赤褐色で、外側が白色。分厚くて甘みがあります。形が面白く、観賞価値もあります。

果実は芳香がり、そのまま食べることが出来ます。また、ジャム、ゼリー、アイスクリーム、ヨーグルトなどの加工食品としても利用されます。また、果肉を乾燥させたフェイジョアティーも人気上昇中。

「フェイジョア」は1980年代に日本に入ってきた、比較的新しい樹木です。ただし、当初はあまり注目されませんでした。魅力的品種が少なかったからです。しかし、その後優秀な改良種が多く導入され、最近になり人気が急上昇しつつあります。

元来は受粉率が悪く、単体では実がなりにくいと言う欠陥がありました。しかし、自家受粉・自家結実するものが増えています。従って、これら優良種を選び、樹形・花・果実と3つの楽しみを満喫してください。

2022/09/26
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