モデルプラン

Model plan

高槻・枚方エリアでこの10年くらいで新築をされた場合、外構スペースに少しだけあえて庭空間を作っている場合があります。しかし、このスペースは手つかずで放置されている場合が多いのが実情。でも実際は多機能な外空間にできる可能性があります。

広い庭が取れない敷地だからこそ、せっかくの庭スペースは有効に利用することをおすすめします。

例えばこのスペースは建物の和室に面したスペースとなり、掃き出し窓のある空間。
この空間をタイル張のテラスにした場合のプランです。
①まずは物干しスペースとしての役割
都心物件というと「物干しは2Fベランダ」となりがちですが、1Fに洗濯機等をおく洗面スペースがある場合、2Fまでお洗濯物をもって上がるのは大変です。ましてや、ご高齢の方の場合はなおさら。
そこで、竿掛けなどを取り付けたアルミの柱を立てて、物干しスペースとしています。
高さを基礎の高さや掃き出し窓の高さまであげておくと、ほぼバリアフリーで物干しができるという有効な空間にかわります。

②次にいわゆる「テラススペース」としての役割
また小さなお子様やお孫さんがいらしたときプール遊び等のスペースとしてのいわゆる”テラス”としての役割も担っています。そして一応庭スペースということで、化粧的な意味合いも込めてタイル張に仕上げましたが、特に見えない場所なので化粧的な仕上はいらないという場合は土間コンクリートの仕上げでも問題ないかと思います。
ちなみに、ウッドデッキとタイル張のテラスは大きな価格差はありません(タイルの仕様によりますが)。

③景観(坪庭)としての役割
和室からの景観を意識した「坪庭」としての機能。
これは少し贅沢なスペース。しかしながらこのプランのように竹垣等を用いるのであればともかく、少し砂利のスペースを作って和を連想する植栽に少し照明を入れるくらいであればそこまで費用のかかるものではありません。
ただし、あくまで、このスペースはタイルテラスとして機能を果たせる「奥行」を取れているかどうかというところが重要。
もしそこまで広く取れないのであれば、中高木を1本植えるだけのスペースをとるだけでもいいのではないでしょうか。

ところで、このテラススペース。
重要なキーポイントがあります。それは「水栓」。
鉢植えなどに水をあげたり、小さなお子様がいる場合はスニーカーなどを洗ったり、と多機能テラスに、「水栓」は欠かせません。
ぜひプランにもりこんでおきましょう。

ちなみにこのプランではステンレス系の水栓が庭のフォーカルポイント、つまり視線が集まる位置に設置し、庭のアクセントとして利用しています。タイルテラスの色分けしていれている黒系のタイルのラインのゴールになる場所に水栓を設置。

ちょっとした「見た目のこだわり」も意識したプランとしてみました。

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