インターネットよりお問い合わせいただきました。門柱に使用する枕木等はお客様がお持ちのものを使用。お問い合わせ当初から明確なプランニングを持っておられ、そのプランに利便性等を意識したご提案を加えさせていただき完成した高槻市のオープン外構です。
プランパースです。
初回ご来店時よりお客様自身がある程度プランイメージをもっておられ、手書きの図面も作成しておられました。お打ち合わせの際はそのプラン図に基づきこちらからプロ目線のアドバイスを加えさせていただいて設計いたしました。
門周りと駐車スペースです。
門柱に使用している枕木と郵便受はお客様がお持ちだったものを使用しました。
駐車スペースは、もともと狭いスペースで考えておられたようなのですが、乗り降りや敷地条件等を考えると最低でも幅2.5m、可能であれば3mのスペースをとった方が駐車の切り返し等がしやすい旨をご提案させていただき、このような形となりました。
枕木は腐食には比較的弱い素材です。ですので長い期間の使用には適さない場合が多いです。
その旨もお伝えした上で、「今回は手持ちの素材でローコストに仕上げたい」というご希望のもとこの外構を作らせていただきました。
また、前面道路のU字溝は、近いうちに道路工事が入るということでグレーチング等は今回は取り付けず、とりあえず建築工事時の仮設のものを使われるということで、設置していません。
お客様セレクトののポストは木目調のものを採用しました。
こちらの現場では、通常は建築工事で施工するポーチ部分及び玄関扉の中の玄関も一緒にタイルの施工をさせて頂きました。
ポーチの階段も当初のご依頼では1段でご検討されていたのですが、高低差を確認させていただき、段数を増やすご提案をさせて頂きました。
前面道路と建物の距離が1200mm程度と近い場合、このように「深基礎」という通常の基礎より高さのある基礎を設計されている場合が多く、この場合ポーチ階段は通常より多い段数が必要になります。
勝手口のステップ。
こちらも通常建築工事で施工される場合が多いのですが、今回は外構工事での施工となりました。
建築工事で施工される場合、このステップは2段目は幅900mm程度で施工される場合が多いのですが、これだと、日常のゴミを入れておくポリバケツを階段を降りた場所においておく必要がある場合が多く、その階段の昇り降りが面倒なことになります。
そこで、今回はステップの1段目を幅2000mmでご提案し、階段を降りなくてもポリバケツにゴミを捨てることができるようにご提案しました。
シンボルツリーを植えるスペース。
お客様ご自身でご購入のシマトネリコ。
シンボルツリーというと通常2~2.5mのものを植えるので、プロの職人の手で植えたほうが楽なのですが、シマトネリコの場合成長が早いので、このような苗木サイズのものをご自分で植えられるのも、コストダウンの方法の一つかと思います。
おうちの守り神、シーサーが門柱に飾られていました。
外構工事は新車を購入するくらいの大きなお買い物です。
新築の時はどうしても建物に予算をとられてなかなか満足のいく外構が作れない場合も多いかと思います。
そんなときは、いっそ徐々にカスタマイズされるというのはいかがでしょうか。
長く住むお住まいです。自分ではどうしてもできない部分をプロの手に任せ設計的な相談をし、自分でカスタマイズできるところは徐々に自分の手で作っていく。
そんな外構もあってもいいのではないかな、と思いました。
お打ち合わせ・設計・CADオペレーション 藤田
施工管理 橋本
施工 FEEL FREE GARDEN