総レンガ張の洋館風の建物。
庭部分が面している道路は人通りが大変多いという都心独特の敷地条件です。
キーポイントは庭部分の目隠し。そしてこだわりの植栽。風水。
そして、これは大阪市内特有なのですが、建ぺい率は90%までOK。元々他の場所に駐車場をもっておられるお客様のため、
外構スペース自体が通常より面積が少なく、そのため動線等も意識した計画が必要。
そんなお客様のこだわりにお応えする、自然素材を多用し、どっしりとした洋館風の建物と相性のいい落ち着いた印象の外構計画を
ご提案しました。
ご提案パースです。
鬼門の位置(パースの右端)にはヒイラギを。
裏鬼門の位置(手前)にはナンテンの木を。
施工写真
全景です。
敷地にいっぱい建てられた重厚感のある色調の濃い総レンガ張の建物。
全体的に「落ち着いた印象」がお好みのようした。また、当店ホームページももともとご覧になっておられ、天然木を使った外構にとても興味をお持ちでした。
玄関横のシンボルツリーがとても印象的な外構になりました。
このシンボルツリー実は、あの木なんです。詳細は下をご覧ください。
写真の右下、鬼門の位置にはきちんとヒイラギが。
庭部分にはアイアンウッド”マニルカラ材”で作る目隠しをご提案。
視線の高さは隙間を狭目に、足元部分は広めにして、デザイン性もあり、コストパフォーマンスも高いご提案をしました。
玄関に近い部分は、こちらもお客様こだわりのコニファーの列植。
コニファーというと成長が早く巨大化する恐れが。。。ということで、こちらのご物件で比較的成長の遅い「ウイチタブルー」をご提案。
こちらの建物は、2×6の建物。
通常より断熱材の厚みが分厚く、掃き出し窓の位置が通常の建物より高く設定されています。
こちらも同じくアイアンウッド”マニルカラ”で階段を作りました。
昇り降りの利便性を考え手摺付の階段をご提案。
裏鬼門の位置にはナンテンの木を。
立水栓は、Onlyone GardenのアクアルージュW。
上下にスタイリッシュな蛇口が付いた商品。下の蛇口はホースリール用、上の蛇口は手洗い用。
二つ蛇口があると、手洗いの時いちいちホースをはずす必要がなくてとても便利です。
花壇スペース。
アンティークレンガで作った花壇スペース。
菜園にするか、花壇にするか。。。
シンボルツリーは、旦那様のご希望で「モミジを植えたい」。
しかし・・・モミジは和風では。。。。。いえ、株立のイロハモミジをご提案し、「自然風外構」の雰囲気でまとめました。
庭部分の目隠しフェンスと同様、アイアンウッド”マニルカラ材”で作った門柱。足元を。。。
グランドカバーと乱形石張でしあげました。
足場が外れて、建物外観と素材類の色合わせのお打ち合わせの際、いくつか石材をお持ちしたのですが、建物の外壁レンガが比較的暗めの色合いでしたので、落ち着いたトーンのブラウンの安山岩を合わせました。
グランドカバーは、セイヨウイワナンテンレインボーとアベリアホープレイス。
どちらもカラーリーフ。
ちょっとした植栽スペースを華やかに演出してくれます。
シンボルツリーとグランドカバー、自然石で彩られた門周り、全景はこんな感じに。
玄関のちょうど反対側の裏側です。
こちらにはちょうど和室があり、和室から眺めるのにいい木をというご希望。
限られたスペースなので、成長が遅く、なおかつ和室の窓が腰窓なのでそれなりの高さのある木。
できれば花も咲けばいいかな。。。
そこで、現在当店ホームページの検索ワードでも急上昇中のハイノキをご提案しました。
ハイノキの詳しい情報はこちらをご覧下さいませ。
まだそんなに植えられているところが少ない、ちょっとプレミアムな樹木ハイノキ。
それを和室のために植える、ちょっとした贅沢なご提案でしたが、お客様は興味津津。
敷地自体は広いのですが外構スペースは決して広くはないという都心特有の条件。
その中にお客様と当店のこだわりをトコトン詰め込んだエクステリアに仕上がりました。
お打ち合わせ・設計・CADオペレーション担当 藤田
施工管理 担当 藤田・橋本
施工 有限会社アドバンス・松盛園