レ ンガ張の洋風外観の建物。限りあるご予算の中で、建物に合ったオープン外構をご希望のN様。今回、塗り壁や化粧ブロックそしてアルミ製機能門柱等いろい ろな選択肢がある中で、洋風外観と合い、コスト的にも比較的低く抑えることができる高耐久の天然木材”ウリン材”製の門柱をご提案しました。
N様のご希望でセレクトした石張。建物の外観とあわせたピンク色の乱形石です。
比較的広く取られた駐車スペースがのっぺりとした印象にしないように、このアプローチに沿って、植栽を列植してボーダーガーデンに。スカイペンシルという横に広がらずに少し幾何学的なイメージの常緑樹。成長が遅いので限られたスペースに植えるのにオススメの植栽です。
ポストは少しでも玄関から取り出しやすい位置に。門柱を回り込まなくても郵便物が取れるよう、この配置を提案しました。門柱とシンボルツリーのオリーブは、玄関扉の開く方に設置し、玄関扉を開けたとき、突然来客者と目が合うのではなく心理的な目隠しになるように配置しました。
裏庭。南側に面する庭にはあこがれの芝生のお庭。リビング窓から視角に入るコーナー部分には植栽スペースを作っています。暖かくなる頃には青々と茂る芝生を楽しんでいただけると思います。
お客様がはじめからこだわっておられたベンチ。職人さん手作りのウリン材製。お庭で駆け回るお子様とそれをN様ご夫妻が腰掛けて眺める風景がこの庭に現れてくれるように。。。
こちらのご物件、門柱にウリン材を使用したこと、境界部分の工事がなかったこともありますが、総額100万円以内の外構工事となりました。コストメリットと、デザイン性・利便性。今後もライフアップで追及していきたいテーマです。
N様ありがとうございました。
さて、3年半の年月が過ぎました。
外構自体はとてもシンプルな印象だったのですが、植物や自然素材を採用した外構。
工業製品の場合は経年”劣化”と言われますが、自然素材は経年”変化”であったりします。
これは庭素材の醍醐味です。
伸びやかに育ったオリーブとグランドカバー。
ウリン材や石材は木材特有の色変化にむしろ「落ち着いた」印象に仕上がってくれていました。