施工事例

建築計画と同時にインターネットからお問い合わせを頂いた、お客様です。
早い段階でのご相談を頂き、必要としているアイテム、ご希望のデザインを実現できる外構予算をきちんと把握した上で建築計画を勧められた結果建物外観の個性を生かしたモノトーンテイストを大切にした個性的なエクステリアに仕上がりました。

ご提案パースです。
既存の槙の木を残し、建物がモノトーンのタイル張ということだったので、全体をモノトーンの色調で少し和のテイストを感じるデザインを意識しました。また裏の庭スペースにはウッドデッキをご希望。道路や隣地の駐車スペースから見て視線を遮ることができる高さの目隠しフェンスをウッドデッキに併設するご提案をしました。

フロントガーデン全景です。
段差と色分けで演出したモノトーンの門柱。
2色張された建物の外壁タイルととても相性のいいイメージになっています。

門柱周りです。あれ????門柱には必須の”あれ”がないですよね。。。

おや???ガラス表札の裏に穴があいているぞ。。。

門柱に定番の「あれ」。
正解は門灯。こちらの現場では、なんと門柱の裏につけてみました。
表札の裏から光がこぼれて、表札が光っているように「見える」。
ついでに既存の槙の木もライトアップしているように「見える」。
ついでについでに、門柱に使っているガラスブロックもなんとなく光っているように「見える」。

光るガラスブロック、スポットライト、光るLED表札といった最近流行りのアイテムを全部使うと結構高額になってしまうのですが、
こんな感じでコストダウンしてみました。
夜の景色はこんな感じです。

。。。美しい。。。。。

だけではなく、一個の照明でガラスブロック・表札・そしてマキの木のライトアップ・アプローチのライトアップの1石4鳥の役割を担っているというお得感満載の照明の使い方。

あと防犯上も効果高し!です。

門柱の裏は既存の槙の木のある花壇です。
きっと、こちらの花壇には水やりをしなきゃいけない植物を植えるであろう。。。ということで門柱裏にホース専用の水栓を仕込んでおきました。

アプローチです。
既存の槙の木を生かす意味で少し和テイストなアプローチデザインを意識しました。素材は石英岩なので洋風素材なのですが。
白と黒の石材をバシっと2色使いで敷分け。そしてほかの部分は白い化粧砂利でバシっと締まった雰囲気に。

玄関ポーチから眺めると、まさに「フロントガーデン!!和モダン編!!」といった雰囲気です。
単に黒い乱形石張のみより少し白のアクセントをいれることでアプローチに変化が出ています。コストにはほとんど響く演出ではありません。

シマトネリコです。

なぜこの場所か。将来枝ぶりが大きくなった時に玄関を開けたとき、ちょうど目隠しになる場所を選んで配置をしています。

シマトネリコについてはエクステリアの基礎知識のこちらのページをどうぞ。

ウッドデッキです。
こちらはもう当店ライフアップではお馴染み、高耐久木材、アイアンウッドの一つであるマニルカラ材を採用。
道路やお向かいの駐車場の貸ガレージに立つとちょうど視線高さまでを隠す程度の高さ設定の目隠し。目隠し、目隠しというけれど高ければいいってもんでもないんです。
高すぎればリビングが当然暗くなるし、費用もかさむ。
生活していく上で必要最低限の目隠しをご提案するようにこころがけています。

ん???そういえば目隠しのフェンスに照明がついているぞ。

実はフロントガーデンに当初設置する予定だったのですが、実際施工してみると街灯が近くにあることもあり明るすぎたんです。。。。
ということでせっかくご購入いただいている照明器具を活かして、デッキスペースの光の演出アイテムとしてみました。

そこにある材料を使っての変更、いくらでも致します。
なんでもおっしゃってください。
これもモットーです。

そして庭部分の立水栓。
今回はアクアルージュWのヘアライン。ステンレス系のモダンなデザインの立水栓というとこれまで本当に値段が高くてこちらもびっくりするくらいだったのですが、この商品、お手頃です。
モダンなデザインの水栓をお探しの方にはオススメ。

そして、当然、ホース用と手洗い用の二口タイプ。こちらはもう最近はスタンダードになりつつありますね。


ということで、機能性・意匠性を含めエクステリア設計者としていろんな要素をご採用いただいて作り手としても非常に満足感のあるシンプルながらこだわりにこだわり抜いたモノトーン・和風モダンをキーワードにしたオープン外構でした。


お打ち合わせ・設計・CADオペレーション  藤田
現場管理 藤田・橋本
施工 有限会社アドバンス

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